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郷里 | 此君亭前日譚 op.9
昭和22年、戦後初の直接選挙で大分市長になった上田保は花や盆栽、書や絵画の鑑賞など多趣味で、美への見識も高い人でした。そのため必然のように祥雲斎との交流が始まります。昭和26年には同市駄原の陸上競技場落成記念品として四極皿のセットを祥雲斎に数百箱依頼しています。上田は時間を...
渡邊 航
2023年6月10日読了時間: 4分


美を学び、美を繋ぐ | 此君亭前日譚 op.8
此君亭が完成し、竹工芸家として着実な歩みを進める祥雲斎は、書や骨董の好きな仲間と芸術を語るサークルをつくります。主なメンバーには戦前から付き合いのあった佐藤義詮(別府大創設者)や辛島詢士(医師)、岩田正(岩田学園元理事長)らがいました。その中でも三浦梅園研究で第一線にいた辛...
渡邊 航
2023年5月10日読了時間: 3分


芽吹きのとき | 此君亭前日譚 op.7
戦後すぐ、県の商工技手を辞めて竹工芸家として生きていくことを決めた祥雲斎。軍隊から戻ってくると、大分市白木の借家から少し奥まった場所で住居や工房を建設し始めます。 高台に築かれた「賤薪居/せんしんきょ」(貧しい人の薪小屋)と書かれた万寿寺(大分市)の足利紫山老師の扁額が掛か...
渡邊 航
2023年4月10日読了時間: 3分
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