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工と藝 | 此君亭前日譚 op.12
芸術的な竹藝というジャンルを切り開き、一定の評価を得た祥雲斎が次の進むべき道に悩んでいたのが昭和39年頃です。この頃、文部省からの勧誘やバックアップもあり、日本工芸会が主催する日本伝統工芸展への参加を考え始めています。そして日展最後の出品となった翌年の昭和41年に、日本伝統...
渡邊 航
2023年9月10日読了時間: 3分


竹藝と時代性 | 此君亭前日譚 op.11
日展で評価を得た「怒濤」以降、芸術性の追求を続ける祥雲斎。今までの「置き型」の作品とは別の、「吊り下げ型」の作品(モビール)に挑戦し、さらなる新境地を切り開いていきます。まず昭和32年に「花籠 炎」、同じく32年に「花籠...
渡邊 航
2023年8月10日読了時間: 3分


竹と海の造形 | 此君亭前日譚 op.10
祥雲斎にとって日展(日本美術展覧会)は年に一度の大舞台でした。制作に入ると一ヶ月は工房にこもり寝食を忘れるほどだったそうです。その姿は緊張感が張り詰めており、家族でもうかつに近づくことは憚られるほどでした。昭和28年、49歳の時の日展では、技の粋を極めた「仿古盛籠」を出展し...
渡邊 航
2023年7月10日読了時間: 3分
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